高部 和明

乳腺外科主任教授・ロズウェルパークがんセンター

 高部和明先生は、NY州バッファローにあるロズウェルパークがんセンターの乳腺外科主任教授で、NY州立大学バッファロー校の外科教授も兼任されていらっしゃいます。日本では、1992年に新潟大学医学部卒業後、1999年に横浜市立大学で医学博士号を取得。その後、カリフォルニア州にあるソーク研究所でポスドク研究員を経て、カリフォルニア大学サンデイエゴ校で一般外科レジデンシー、そして2008年にバージニアコモンウェルス大学で腫瘍外科フェローシップを修了されました。その後同大学にてファカルティになられ、2016年より現職に就かれていらっしゃいます。
 
高部先生は年間1200人を越える新たに乳癌と診断された患者さん達の診療に携わるディビジョンを率いるのみならず、自ら年間200人前後の手術、2000人以上の外来診療を行い、現在4本のNIHグラントを獲得、今までに700回以上の国内外の学会発表、310本以上の医学研究論文を出版、90人以上の医師と研究者をメンターしてきました。高部先生は、現在の治療で治せる患者さん達のために臨床医療を、治せない患者さん達のために研究を、そして未来の患者さん達のために医学生、レジデント、フェローそして研究者の教育に励んでいらっしゃいます。