BCネットワークは,アメリカ認定の非営利団体です。 日米両国に在住の日本人女性達に乳がんに関する最新の情報 、乳がん治療後の生活の取り組み、乳がん早期発見、 啓発情報発信を押し進めていく非営利団体です。 Knowledge is power.  正しい知識は患者自身の力、支えになると信じて活動しています 。

乳がん治療経過中に生じる日常生活への支障に
関するアンケートのお願い

アンケートの御願い:BCネットワーク代表,山本眞基子からのメッセージ:


  BCネットワークは,過去約9年間の活動の中で、日本の乳がん治療は革新的に向上し、又患者さんと経験者さんの知識力も確実に向上している事に大変嬉しく思っています.
  最近の乳がん患者・経験者さんが関心のある議題は、乳がん治療中や,治療後の心のケアーだと感じています。がん治療中の患者・経験者の皆様にアンケート調査を実施して、患者、経験者の治療中の心や日常に起こる変化ついて、患者団体自らの経験を伺いたいと思います。そして、患者・経験者さん達の将来の毎日の生活に役立つ事を目的とし、アンケート集計結果をBCネットワークのホームページから発表させて頂きたいと思います。
  アンケート調査の作成と集計は,昨年2013年夏に開催した第3回乳がんタウンホールミーテイング@大阪で講演頂いた谷向仁医師(大阪大学付属病院オンコロジーセンター)(臨床精神医学、サイコオンコロジー(精神腫瘍学)のご協力頂きました。

この調査は無記名、アンケートは谷向医師のみが,閲覧出来るように作成しております。
BCネットワーク運営メンバーも個々の調査内容を見る事はできませんのでご安心ください。

調査結果の内容は,BCネットワーク と JAMSNET(邦人医療サポートネットワーク)のホームページから、ご報告させて頂きます。
アンケート期間は,約2−3週間を想定しています。お忙しい時ではございますが、多くの皆様の参加を御願い申し上げます。


調査実施医師:谷向仁医師からのメッセージ

今回、JAMSNET(コロンビア大学医学部循環器内科学本間俊一教授/代表) とBC ネットワーク(山本眞基子代表)の協力を得て、乳がんの治療を受けておられる方々を対象に、インターネットによる無記名のアンケート調査を行わせていただくことになりました。ご協力いただいたデータを参考に今後の診療に還元していきたいと考えております。
本研究の目的:
皆様は治療中においても様々な苦悩や日常生活上の変化を経験されていることと思います。特に乳がん患者様では、女性特有のジェンダー(性)に関連した苦悩も多いことが知られています。近年では、化学療法に関連した思考力低下や記憶力低下、注意・集中力困難などの認知機能障害を経験している患者様も少なくないことが報告されつつあります。しかしながら、この認知機能への影響や不安、気持ちの沈みなどの実態や患者様自身の対処方法(コーピング)、専門医療機関に関する現状はほとんど把握されていません。
本調査では、乳がん治療中に生じる様々な苦悩や日常の変化を中心に、皆様からお聞かせいただくことにより、今後の臨床活動に役立てていくことを目的としております。

方法と結果の公表:
 乳がん治療中にご経験されている日常生活の変化や問題について、本調査に同意の得られた皆様を対象として、アンケート内容が掲載してあるウェブサイトにアクセスをしていただきます。参加は任意ですので、本調査にご参加されなくても何らかの不利益を被ることは一切ありません。アンケートへのご回答は無記名で行い、回答いただいたことを持って同意を得たとさせていただきます。データは、研究責任者(谷向)が厳重に管理します。データ集計後、解析を行い、調査データは個人が特定できないように取り扱い、統計的に処理します。研究以外の目的でデータを使用することは一切ありません。今回の調査で得られた成果は研究会や関連学会、学術誌などに発表を予定し、乳がん患者様の抱える苦悩や変化についての啓発などを行ってまいります。また、これらの成果報告はJAMSNET とBCネットワークホームページにおいて同時に皆様に公開をして頂く予定です。これらの作業終了後に、データは速やかに処分いたします。
なお、本調査は、研究代表者が所属する大阪大学医学部附属病院の倫理委員会での承認を得ております。ご協力のほど何卒宜しくお願い致します。
研究責任者略歴:
氏名:谷向 仁
所属:大阪大学附属病院オンコロジーセンター(大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室兼務)
職:特任助教
専門領域:臨床精神医学、サイコオンコロジー(精神腫瘍学)・リエゾン精神医学、緩和医療学、老年精神医学など

アンケートは,こちらから御願いします