Heal Summer 2008
身近な細菌で健康で維持できるの?
Kefir(ケフィア:コーカサス地方の伝統食品)という言葉を耳にしたことのある人はあまりいないかもしれません。(Kefir:牛乳発酵飲料)
しかし、マサチューセッツ•ニュートンに住むレベッカ・スミリーの家では、Kefirはヨーグルトや、自然発酵のサワークラフト、たまにはキムチと共に定番です。
これらの食品は、プロバイオティック(健康に良い細菌を多く含む)であるということで いつもスミリーの冷蔵庫に入れてあります。彼女は、8歳の息子のヨーグルトとケフィア好きであることが、喘息とアトピー性昼皮膚炎を抑えていると信じています。(しかし、キムチはあまり好きではないそうです。)
スミリーは、あることに気が付いてるのかもしれません。これらの細菌についての研究が増えて、判ってきた事は、これらの細菌は、人間の口に入るときには生きていて、生きたままお腹の中に届く。それによって消化系障害に対処し健康機能を高めるということです。しかし、それらはどれほど効果的なのでしょうか。結論は完全に出てないのですが、最近の研究は有望な方向に向かっています。
どのような働きがあるの?
食べ物を消化し、悪玉菌と戦う役割を担う腸内には何兆という数の善玉菌がいます。しかし、病気や抗生物質などの薬は、その善玉菌の数を減らします。
このような場合、プロバイオティック食品は、健康的な方向へ戻るように手助けをするというのはフランク・リー博士(バーモント大学の栄養学の研究者)の弁です。そして、プロバイオティック食品は、腸内の微小植物のバランスを良くするとも言います。この微小植物とはラクトバシルとビフィズス菌などの善玉細菌を含みます。これらは、乳酸菌、過酸化水素と酢酸などの化合物を作り、有害な細菌の増加を阻害します。
プロバイオティック食品が消化系障害に効果を発揮すること(特に下痢の予防と治癒)は、それほど驚くべきことではありません。最近アイルランドでの研究で過敏性腸症候群の人たちに毎日プロバイオティックを混ぜた麦芽乳を与えたところ、偽薬を与えられた人たちと比べると腹痛、腹部膨満、便秘が減ったと報告されました。
プロバイオティック細菌はアトピー性皮膚炎などのアレルギーを治癒する効力があるようです。子供がプロバイオティックのサプリメントを6週間摂取した子供とサプリメントなしの子供たちと比較した場合、アトピーの症状はサプリメントを6週間摂取した子供の方が、顕著に軽くなりました。細菌性膣炎の治療でのプロバイオティック治療の成功はこれまでにも沢山書かれています。それに、プロバイオティックが風邪にも効くと示唆する期待の持てそうな証言もあります。ドイツの研究者の報告によると、プロバイオティックを強化したビタミン剤とミネラルのサプリメントの摂取で風邪が約2日早く治ったということです。
しかし、プロバイオティックは、あなたの悩ます全てを治癒してくれるわけではありません。 クローン病(炎症性腸疾患)、潰瘍、高コレステロール、乳糖不耐症と便秘においては、効果を提言するだけの十分なデータが無いと専門家は言います。そして、妊婦、授乳中の女性と乳児と免疫機能がおちていて感染症を起こしやすい人(がんの化学治療中の人)は、はじめに医師の診断を受けてから摂取するようにしましょう。それでも、前述のバーモント大学のリー氏や他の研究者が健康な人にも習慣的に摂取することによって効果があると考えるように、プロバイオティックに期待は高まります。
買い物はまめに
この有効と思われる細菌を試してみたい場合、現時点では規制がなく、その謳っている効用も確かでないサプリメントは避けましょう .ConsumerLab.com (25製品ののプロバイオティック量を独自に調べた機関) のトッド・クーパーマン医師は、“私たちがテストした内の3分の1のサプリメントは、ラベルに書いてある有効成分の量の1%しか入っていなかった。”と言います。その代わりに、プロバイオティックを食品、特に乳製品からとりましょう。とリー氏は言います。“乳製品は、プロバイオティックを摂取するには一番の方法です。”ヨーグルトやケフィアに含まれる化合物は、消化器官内でプロバイオティック細菌を酸や胆汁から守ります。そして、ヨーグルトやケフィアのプレバイオティクスという化合物を含む細菌が消化器官内でプロバイオティック細菌が生きていくのを手助けします。と、リー氏は説明します。ヨーグルトは乳酸菌などの友好的な細菌の供給源としては、他のサプリメントと比べ勝っています。買うときには、原料の表示ラベルで”live & active cultures” または、National Yogurt Associationの“Live & Active Cultures”という印をがあるものを探しましょう .National Yogurt Associationのマークがあるものは、1グラム当たり最低でも1億の生きた菌が入っていることを保証します。
乳製品以外のプロバイオティック食品としてテンペ、味噌、キムチなどがありますが、効果については乳製品ほど記述さてれいません。と、リー氏は言います。どのようなプロバイオティック食品を選ぶとしても、消費期限を確認しましょう。古くなると、プロバイオティックの効用が無くなります。冷蔵庫保管が効果を長持ちさせます。
研究者が世界中でプロバイオティックの効果を探りだすのに、プロバイオティックを多く含む食品を探さない手はないと言います。“それらは、全然害のないものです。自身で試して効果を見てはいかがですか”とロナ・サンドン管理栄養士(ダラスのUniversity of Texas Southwester Medical Centerの栄養学の准教授は言います。
どのぐらい採ればいいの?
プロバイオティックの量で推奨される値はありませんが、研究者は10億〜100億の生きた細菌を目標にと示唆します。細菌の量は、食品の栄養表示ラベルには書いていないので、プロバイオティックを多く含む食品を毎日1サービング食べることを目標にしましょう。
1カップのケフィア、または、1カップの”live & active cultures”と書いてあるヨーグルトで おおよそ目標の量になります。