Updated 2008-08-25
DNA Fingerprints Matching Treatment to Patients
TIME October 15, 2007
遺伝子の調査や腫瘍のDNA鑑定が、医師の乳がん治療法を変革している。正常な胸の組織と、正常でない腫瘍の部分の遺伝的な側面を比べることにより、研究者たちはどの遺伝子が病気を発生させるのか、またさらにどの遺伝子がより抗がん剤の攻撃を受けやすいのかなどを発見することができる。医師たちは現在、これから挙げる3つのテストを用い、それぞれの患者一人一人に最も効果的な治療法を探し当てている。これからはこの頼もしい技術が、とりわけアグレッシブな腫瘍の性質をあばいてゆく助けをすることにもなりそうだ。”われわれは腫瘍についての情報を、ますます、よりたくさん得ている”と、MDアンダーソンがんセンターのDr.ラズロ−・プスタイは語っている。”そのより多くの情報は、常にわれわれが正しい治療の決定をするのに役立っている”
ONCOTYPE DX(オンコタイプDX)
この遺伝子走査(スキャン)は、乳がんの成長に関わる21の細胞の遺伝子を分析するもので、凍らせた細胞組織よりもむしろ、新鮮な状態のものを使う。結果は0から100の点数からなり、これはその患者が最初の診断から10年以内にがんを再発させる可能性を示している。高い点数はより高い割合での抗がん剤治療導入と関連しており、このテストが2004年に認可されて以来、約30%のケースに対し、その治療の決定を変えてきたとされている。
(エストロゲン受容体陽性のがんで、初期のステージの女性がこの検査の恩恵を受けやすい)
MAMMAPRINT(マンマプリント)
オンコタイプDXと似ていて、このテストは胸の組織のうちの70の遺伝子を走査(スキャン)する。低い点数が転移の可能性を90%否定するのに対し、高い点数は、この女性のがんが5年以内に他の組織に転移する可能性が25%存在する、ということを意味する。この検査の短所は、調査に凍らせた組織のサンプルを必要とすることで、これは大多数のアメリカの病院では、がん手術の際に慣例的に行われることではないということである。
(2005年以来ヨーロッパの医療現場で行われたのち、U.S.FDAにより今年2007年のはじめの時期に認可された)
AMPLICHIP(アンプリチップ)
他の遺伝子スキャンと異なり、これはがんのドラッグ、タモクシフェンがどのように働くかをコントロールする酵素を調べるために血液のサンプルからDNAを抽出するテストである。ある種の遺伝的な突然変異が、タモクシフェンを新陳代謝させる細胞の能力を実質的にシャットダウンしてしまうことがあり、それがエストロゲンに働きかけて腫瘍の成長を封じ込める、この薬の効果を劇的に減らしてしまっている。この酵素を走査(スキャン)することで、一部の患者のタモクシフェンへの低反応を証明することができ、効果的でない治療をすることで費用や時間の損失を防ぐことができる。
(このようなテストは薬を個々人化する方向へむけての第一歩である)
Treatment
Targeting Breast Tumors with Seeds
放射線源を用い、乳がんの腫瘍に的を絞った治療をする。
すべてのがん治療のゴールは残された細胞になるべく手をつけずに、悪性の細胞を完全に除去することである。マンモサイトは5日間の放射線源をもとにした治療で、胸のがん細胞が多いエリアにのみ直接放射線を当てることである。手術でがん性の腫瘍を除去したのち、医師が導入管につけたバルーンを腫瘍のあとでくぼんでいる箇所に挿入する。これでバル−ンのなかに放射線源を導き、残っているすべてのがん細胞を殺すことができる。
<結果>
マンモサイトで治療した患者は、5年後に再発する可能性がないということが示されている。
また、乳房全摘が、これまでの6週間の放射線治療よりも好ましいと思っていた患者にこの治療が新しいオプションとして加わることになる。