Breast Cancer Options Are Studied

BCnetwork

Young Japanese Breast Cancer Network

LinkIconEnglish 

Breast Cancer Options Are Studied

Breast Cancer Options Are Studied

The Wall Street Journal

05/24/06
By Jennifer Corbett Dooren

 
 
ナショナルインステチュートから、初期の乳がん患者に最高の治療は、キモセラピー(化学療法)をしないこと、という研究結果が発表されました。
 
アメリカ国内で毎年告知される20万人という乳がん患者の半分は、初期の乳がんでホルモン受容体陽性です。初期という意味は、乳がんが乳房以外の体内に広がっていない、ホルモン受容体陽性とは、がん細胞がホルモン(エストロゲン)により増加しているという意味です。
 
最近発表されている数々の研究結果によると初期の乳がんの患者には、外科的手術とラジエーション(放射線治療)とその後のタモキシフェンと呼ばれるエストロゲンを抑える薬で効果的に抑えることができると言われています。
 
現在の乳がん治療の常識では、初期の乳がんの女性に化学治療をすることを勧められているのは、どのタイプの乳がんに化学療法しなくてもよいかが解明されていないからです。多くの医師たちの中には、患者にそのことを説明し、化学療法をしないことを選択する患者もいるのが現実です。
 
NIHの発表では、初期の乳がん患者で15,000人が毎年不必要な化学療法をうけているということです。
TAILORxという研究では、再発と関係する遺伝子に注目し、初期の乳がん患者に最も有効な治療を研究しています。
 
JoAnn Zujewski(NIH)の研究員によると、必要のない化学療法を受けている患者を見つけ出す方法が出されるべきで、 化学療法の必要な初期の患者と必要でない初期の患者を割り出すことで、患者のクオリティー•オブ•ライフが向上する、と言っています。
 
この研究はアメリカとカナダの900の医療機関から、1万人の患者を10年間追います。この全員のから摘出された腫瘍はGenomic Health社の遺伝子テストを受けます。
 
このテスト(OncotypeDX)は、摘出された腫瘍から21の乳がんの増殖に関係する遺伝子を分析します。それにより”再発値”を0から100の数で算出し、数値の低い場合は再発率が低いことを意味し、化学療法の必要性が少ない。反対にこの数値が高いことは再発率が高いことを意味し、化学療法の必要性があるとします。
 
前出のTAILORxの研究は、再発値をもとに女性を3つのグループに分けます。
グループ1: 再発値25以上で、化学療法とホルモン療法をする
グループ2: 再発値11以下で、ホルモン療法のみ
グループ3: 再発値11〜25で、無作為にホルモン療法や化学療法する、しない
 
この治験によると、再発値が18以下の場合は再発の可能性が低いので、化学治療は必要ないと示しました。
Zujewski研究員は、放射線治療とホルモン療法をすると、早期の乳がんでホルモン受容体陽性の女性の85パーセントは、術後10年でも再発せず、化学療法を加えることによって3~5パーセントの生存率があがると説明します。また、早期乳がんにおいて化学療法により100件につき1~2件の再発を防いでいるとも言っています。
 
反対に、70歳以上の女性には、化学治療をにおいての研究結果が不十分なため化学療法をしない、健康な高齢者においては化学療法は、効果があるかもしれないと言います。
この研究においてのホルモン療法は、タモキシフェン(がんの増殖剤となるエストロゲンの抑止剤)か、同様の働きをする新薬、アストラゼネカのアリミデックス(Arimidex)またはファイザーのアロマシン(Aromasin) が処方されました。
 
この研究は、再発値11~25の女性に最良の治療は何か、どの女性に化学治療が効果があるのかを見極めるためのものです。