BCネットワークは,アメリカ認定の非営利団体です。 日米両国に在住の日本人女性達に乳がんに関する最新の情報 、乳がん治療後の生活の取り組み、乳がん早期発見、 啓発情報発信を押し進めていく非営利団体です。 Knowledge is power.  正しい知識は患者自身の力、支えになると信じて活動しています 。

食生活の影響は?

食生活は大いに影響しています。  
胃がんが減少したのは塩鮭やたらこなどの塩分の多い魚が減ったことによるのですが、逆に脂肪の多い食事で肥満が増え、初潮が早くなり閉経が遅くなり、ホルモン値が欧米の婦人と近くなったことが影響して乳がんが増加しています。脂肪、乳製品の増加と乳がんの増加は比例します。しかし個人では直接の関係はないので、乳がんが心配だからとミルクを飲まない、なんていうのはナンセンスです。
( Dr.Doi / 湘南記念病院 かまくら乳がん甲状腺センター長 )

食べ物が乳がんの原因であると言われていますが、現在のところそれを証明する研究結果は出ていません。しかし、ある調査では10代から20代にかけて肥満の女性が乳がんになる確率が高いことは分かっています。女性にとって肥満は、健康全般のリスクとなります。体内脂質が、エストロゲン(乳がんの中でもこのエストロゲンが高すぎる乳がんが全体の約70%をしめる)と腫ようの増大に重要な栄養素として働くからです。
( Dr.Fou / Westchester Medical Group)

















食生活での工夫

偏食をせず、新鮮な果物や野菜、穀物を含むバランスのとれた食生活を心がけること。良いとされているのは緑黄色野菜。果物の例としてはベリー類(いちご、ブルーベリー、ブラックベリー)などがあげられます。たんぱく質は、体を作る基礎となる必要な栄養素です。また、すべての油が悪いわけではなく、オリーブ油や魚の油は体に良いといわれています。
( Dr. Fou / Westchester Medical Group )







早期発見する為に

早期に乳がんを発見するために次の3つの検診が大切です。
1. 毎月の自己乳房検診
閉経前の女性はホルモンによって乳房が変化するので、月経の2週間後に同じ方法で同じ時に自己検診する。閉経後の女性は覚えやすい日を選び、毎月同じ日に同じ方法で自己検診する。
2. 年一回の検診
産・婦人科医または乳腺外科医の乳房検診を受ける。
3. 40歳以上はマンモグラフィー受診
例外として過去に乳がんを発症、乳がん家系、また乳房のしこりを感じたら40歳前でも行う。一般的に自分の乳房にいつもとは違う何かを感じたら、ただちに医師の検診を受けることが大切です。
( Dr.Fou / Westchester Medical Group )












日本の現状

日本の乳がん死亡率アメリカの約5分の1です。アメリカは罹患率はまだ増加していますが、死亡率は減少し始めています。日本はまだ罹患率も死亡率も増加傾向にあります。残念なことです。日本でもマンモグラフィ併用検診受診率が50%を超えるようになれば死亡率も減少し始めるといわれています。現在まだ20%にもいたりません。
( Dr.Doi / 湘南記念病院 かまくら乳がん甲状腺センター長 )







予防は?

肥満にならないことが一番です。ほかには特にないのですが、若い女性に伝えるなら、可能な限り早く出産し、授乳をしたほうがリスクが減ります。
( Dr.Doi / 湘南記念病院 かまくら乳がん甲状腺センター長 )





マンモグラフィー

マンモグラフィ検診は大切です。あと、HRTなどを受けられている場合は必ず検診を受けられるようにお勧めです。

( Dr.Doi / 湘南記念病院 かまくら乳がん甲状腺センター長 )




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回答者の先生 ( ABC order )

Dr. Adora Fou 
(乳腺外科部長)
Westchester Medical Group

Dr. Roshini George
(腫瘍内科)
Hematology-Oncology Associates of Northern New Jersey

Dr. Dawn Hershman
(腫瘍内科長)
Columbia Presbyterian Hospital

Dr. Freya Schnabel
(乳腺外科部長)
NYU Medical Center

Dr. Hideko Yamauchi
(乳腺外科)
聖路加国際病院ブレストセンター
乳腺外科部長
ブレストセンター長