Young Japanese Breast Cancer Network
Updated 2008-07-24
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週刊NY生活 2007.9.22.
ニューヨークで乳がん患者や家族をサポートしているBCネットワークは、9月9日夕、ワコール・アメリカの協力て「東京築地聖路加国際病院、ブレストセンター部長、中村清吾医師と乳がん患者の夕食会」をニューヨーク・アスレチック・クラブにて開催した。
同ネットワークは「家族で乳がん治療」というテーマで取り組んでおり、今回の夕食会には、乳がん経験者だけでなく、家族や友人たちも参加した。中村清吾医師を囲み、多治比純子さんのバイオリン演奏や、宝石、航空券のサイレントオークションなどで楽しく盛況のうちに終わった。
セミナーの模様はこちら
2007年9月21日
高まる在米女性の罹患率
日進月歩する検診、治療方法
大きながんも抗がん剤で治療可
「ヤングジャパニーズ乳がんネットワーク」(山本眞基子代表)が、第2回「乳がん早期発見啓蒙セミナー」(共催・在ニューヨーク日本国総領事館)を9月9日、総領事公邸で開催した。
山本代表があいさつで、「日本国内だけでなく、アメリカ在住の日本人女性の乳がん罹患率が上がっており、このセミナーが早期発見のための啓蒙になることを願う」と話した。
今年のメインスピーカーは、聖路加国際病院ブレストセンター長、乳腺外科部長の中村清吾医師。乳がんの歴史から、最新の乳がん治療まで、スライドで画像やグラフを見せながら、分かりやすく説明した。
まず、最新の検査法であるMRI(磁気共鳴画像)とマモグラムX線撮影の大きな違いについて。35歳未満の女性は、乳腺が発達して組織がち密なために、腫瘍と周辺組織との差を映し出すマモグラムでは、その差がはっきり出ないが、MRI ではくっきりと腫瘍の大きさや形が浮き彫りになることを、スライド写真で説明された。
最近の治療の傾向として、大きな乳がんが、手術をせずに、抗がん剤による温存療法で20%の患者にがんが消えることが分かっているなど画期的な報告もあった。
「世界の女性のがんを見ると、どの国を見ても乳がんがトップです。例外は、スイス(皮膚がん)と中国(肺がん)の2か国だけ」。国別統計のグラフをよく見ると、日本は1位の乳がんと2位の胃がんではそれほど患者数に差がないが、同じ日本人でもはわい、LAに住んでいる女性のグラフを見ると、1位の乳がんが圧倒的に2位を引き離している。
これらの理由として「女性ホルモンを促すような食事が影響しているのではないか」と中村先生は話す。
化学治療については、最近は日米の取り組み方が変わってきているという話があった。日本は化学治療をするかこうかは、リスクカテゴリーによって判断されるが、アメリカでは1センチを超える浸潤がんであれば、必ず行われていた。現在はこの2つが互いに歩み寄っているという。
質疑応答の後は、櫻井大使夫人に続いて、共催団体である在ニューヨーク日本総領事館の仲本光一医務官があいさつをして幕を閉じた。
BCネットワークは、30代で乳がんを体験した山本代表らが発起人となり、05年12月に設立された。
「仕事を持ち、子育てに多忙な年代に乳がんになると海外での医療システムの違いや言葉の問題など、様々な悩み抱えながら、病気に立ち向かっていかなければなりません」と山本さんは自らの闘病体験を振り返る。
2007年9月16日
BCネットワーク主催
9月9日(日)にBCネットワーク主催(在ニューヨーク日本領事館共催)による第2回乳がん早期発見啓蒙セミナーを櫻井本篤大使夫妻の公邸にて行いました。FCIの久下香織子さんの司会進行によって、NYUのシュナベル医師の歓迎の辞に続き、東京築地の聖路加国際病院のブレストセンター部長、中村清吾医師の基調講演でした。日本人の乳がんは、40歳後半がピークで、早期に発見すると他の成人病と同じく長く付き合っていくことのできる病気とのことでした。
公邸の開放だけではなく、大使ご夫妻も参加くださり、美味しいデザートバッフェを堪能し、盛況のうちに閉会しました。
夜には、乳がん経験者と中村医師の夕食会をニューヨーク・アスレチック・クラブにて行いました。BCネットワークは、「家族で乳がん治療」をテーマに取り組んできており、ボーイフレンドの参加もありました。多治比純子さんによりバイオリン演奏や、宝石や航空券のサイレントオークションもあり、時間はあっという間に過ぎてきってしまいました。
(BCネットワーク 廣谷寿美子寄稿)
BCネットワーク
週刊NY生活 2007.9.15.
最新治療の現状を紹介
第2回乳がん早期発見啓蒙セミナー(主催・BCネットワーク)が9月9日午後ニューヨーク総領事公邸で開催された。
BCネットワーク代表の山本眞基子さんは「是非この機会に、自分には関係ないと思われがちな乳がんの問題を考えてもらいたい」と開会の辞を述べ、続く講演では聖路加国際病院ブレストセンター長の中村清吾先生から最新の乳がんの治療の現状や早期発見・乳房温存療法の取り組みなどが分かりやすく紹介された。日本人の乳がんの発症率はここ20年間で2.6倍に激増しており深刻な問題となっている一方、早期発見や適切な治療法の選択により乳房温存や完治の可能性も高まっている。
抗がん剤一辺倒だった昔の治療では、薬の強さゆえに回りの正常な細胞も壊してしまうという悪しき側面あったが、現在の治療は腫瘍の特性を見定め、患者の身体にあった治療法を取る方法へと変わってきている。
一口に治療と言っても、ホルモン療法、化学療法、分子標的治療など、年齢や体質によって治療法は変わってくる。体に合う治療法を見つけることで、5センチもの腫瘍が消えた患者の例も紹介された。
セミナーの参加者は80人を超え、乳がんに対する関心の高さがうかがえた。中には、現役の内科医など医療現場からも参加者も多く、専門的な質問も飛び交った。
週刊NY生活2006.10.28
乳がんの早期発見を促す啓蒙セミナーが10月22日マンハッタンで開かれた。これは今年発足した非営利団体・ヤングブレストキャンサー(BC)ネットワーク(山本眞基子代表)の第1回セミナー。ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットなどから約100名代が参加。会場には女性だけでなく、男性や、夫婦、家族単位で参加する人も多く見られた。セミナーでは、ニューヨーク総領事・櫻井大使夫人、同館仲本医務官、コロンビア大学病院乳腺外科部長のフレヤ・シュナベル医師が挨拶した。同医師は「アメリカ人にとっては当たり前の病気であるからこそ、乳がんは恥じることではないという意識がある。この意識をもって啓発、支援をしていきましょう」と話した。女性の健康維持と題して横浜国立医療センターの土井卓子医師を講師に招き、日本人の乳がん惹罹患率、最新の治療法などを分かり易く丁寧に解説し、早期発見の重要性や進行した状態で見つかっても対処方法があることなど、乳がんは決して怖い病気ではないことを訴えた。参加者は用意された昼食をとりながら聴講。土井医師からの問いかけに隣人と真剣な表情で話し合ったり、談笑する様子も見られるなど、熱心に聞き入る姿から乳がんについての高い関心が伺えた。 夫婦で参加していた40代の女性は、「私が出産した直後、母が乳がんにかかっていることがわかったが、当時、子育てに追われていた私は何もしてやることができなかった。もし、この知識を母の乳がんに生かせていたらと思うと知識や情報を得ることの大切さがわかった」と述べ、30代の女性は、「英語で乳がんについての知識は得られるが日本語で学べたこと、情報を得られる機会があるとわかったことが大きな安心感につながった」と話した。(外)
日本人女性の乳がん罹患率は年々上昇傾向にある。同罹患率は2002年には25人に1人だったが、06年には20人に1人。罹患率の上昇要因としては、現代女性の平均寿命が延びたこと、食生活や出産率の変化がある。乳がんは女性ホルモンに影響を受けることが多く、初潮年齢や閉経年齢、月経の回数からも罹患率上昇の原因が見てとれる。戦前の女性は8回、9回と出産を経験している間、女性ホルモンに影響されないで年齢を重ね、閉経を迎えるが、現代女性の出産する子供の数が1.29人(03年)と低いことから、月経を経験する回数が増えた分、女性ホルモンの影響を受けることが多く、乳がんに罹る可能性が高くなっている。食生活も肉や脂肪の多い欧米風の食事をする機会が増え、大腸がんや乳がんを招く一因となっている。欧米諸国と比べ、日本女性は40代の乳がん罹患者が多い。乳がんは早期発見し適切な治療をすれば根治も望める。進行し転移した状態で見つかっても,治療の手段がないわけではなく、がん共存しながら生活の質を落とすことなく生きることは可能だ。女性やその家族が乳がんを正しく理解し、備えることが大切だ。
2006年06月27日
BCネットワークの廣谷寿美子さん(左)と山本眞其子さん
(6月23日付『ASAHI USA』より)
米国では90歳までに約8人に1人が乳がんになる。日本でも近年、発生率は増加し22人に一人が乳がんになると言われている。日本で乳がんが増えている要因に、国立病院機構横浜医療センター外科医長乳腺外科・土井卓子医師は「脂肪の多い食事で肥満が増え、初潮が早く閉経が遅くなりホルモン値が欧米の婦人と近くなったことが影響している。脂肪、乳製品の増加と乳がんの増加は比例する」。マンモグラフィ検診の重要性と若い女性は可能な限り早く出産し、授乳をした方がリスクが減ると助言する。
30代で乳がんを経験したニュージャージー州在住の日本人女性らが、乳がん患者のネットワーク「ヤング・ジャパニーズ・ブレスト・キャンサー・ネットワーク(BCネットワーク)」を創設した。今年1月に同州からNPO法人の認可も受け、2月には日本語のウェブサイトも立ち上げた。
創立者の山本眞基子さんは「米国で乳がんの治療をするに当たり、日本語で治療法や薬、心のケアについて相談する場所がなく苦労をしている日本人女性たちに自分たちの経験を役立てたい」と話す。経験者による乳がん治療や医療機関の情報提供、新しい治療方法や新薬などの情報を日本語のEメールで知らせるほか、乳がん経験者10人の日本人女性のボランティアがEメールでの相談にも応じている。
近年、日本でも20〜40代で乳がんになる女性が増えているという。閉経前と閉経後では治療方法も違うことから、同ネットワークでは主に若くして乳がんになった女性たちのサポートと啓蒙活動を行っている。今月からホームページにコロンビア大学病院乳腺外科アドラ・フー医師とメモリアル・スローン・ケタリング・ニュージャージー分院腫よう内科ロシーニ・ジョージ医師、2人の女医による質問コーナーを設けた。「どんなささいな質問でも一人で抱えず相談して」と呼びかける。英語が苦手な人は日本語で送れば英文翻訳をしてくれる。
同ネットワークでは3カ月ごとに会合を行っているほか、10月にはセミナーを行う予定。詳細は次の通り。
●7月会合:7月9日午前11時から。会場:茶庵(230 E.9th St.)、会費35ドル(会場は貸し切り)。
●「乳がんの今」(ニューヨーク日本国総領事館共催)。10月8日午前11時から。基調講演:土井卓子医師。会場:ニューヨーク・アスレチック・クラブ(180 Central Park South)。詳細はEメールpostmaster@bcnetwork.netまたはウェブサイトwww.bcnetwork.netへ。 (※注:現在ウェブサイトはhttp://bcnetwork.orgに)
(石黒かおる)
週間NY生活 2006年2月4日号にBCネットワークの
取材記事が掲載されました。
ヤング・ジャパニーズ・・ブレスト・キャンサー・ネットワーク
世代の生活事情を考慮 出産や子育て控えた例も
アメリカに住む日本人女性で特に20代から40代の乳がんになったかもしれないと危惧している人や、最近宣告された人、または現在治療中の人達の情報交換できる機会を提供してサポートする非営利団体、ヤング・ジャパニーズ・ブレスト・キャンサー・ネットワーク(略称・BCネットワーク)がこのほど設立された。
活動内容は、乳がんに対する様々な情報交換、治療中または治療後に出産を考えている人、まだ子育て中の人が快適に暮らせるような有益な情報提供とサポート。乳がんの知識や早期発見の啓蒙、医療関係者を交えての情報提供など。
「ヤング・ジャパニーズ」とあえて、支援対象をヤング(20代から40代)の日本女性に限定した点について創設者の山本さんはこう語る。「50代、60代の人と病気に対する取り組み方が違う。20代〜40代は子育てや夫の世話など自分以外のことをやらなくてはいけない年代。50代と60代以上とでは、ライフスタイルが異なるため、治療の仕方や選択が異なってくる」と話す。その中で「海外生活における医療システムの相違や言葉の問題なども含めて支援していきたい」という。
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